離職票とは?退職証明書との違い・もらい方を解説
離職票とは?退職証明書との違い・もらい方を解説
離職票と退職証明書の違い、離職票を受け取る時期・方法、失業保険の申請で必要になる場面、届かない場合の相談先までまとめました。
離職票とは何か
離職票の正式名称は「雇用保険被保険者離職票」です。会社を退職した人が、ハローワークで雇用保険の失業給付(いわゆる失業保険)を申請する際に提出する書類で、退職日や退職理由、退職前の賃金の状況などが記載されています。会社が用意する「離職証明書」をもとに、ハローワークが内容を確認したうえで発行する仕組みになっています。
離職票と退職証明書の違い
離職票と混同されやすいのが「退職証明書」です。退職証明書は会社が独自に発行する私的な書類で、在籍期間や退職理由などを証明するために、転職先への提出や各種手続きの参考資料として使われることがあります。発行に決まった様式はなく、会社に依頼すれば比較的柔軟に発行してもらえるのが特徴です。
一方、離職票は雇用保険の手続きに使う公的な書類で、ハローワークを経由して発行される点が大きく異なります。失業給付の申請には離職票が必要であり、退職証明書だけでは代用できません。整備士や配送ドライバーなど自動車業界での転職を考えていて、退職から次の勤務先が決まるまでに間が空きそうな人が失業給付を受けたい場合も、まずは離職票を準備することが前提になります。
離職票はいつ・どのように受け取るか
離職票は、退職後に会社がハローワークへ必要な手続きを行ったうえで発行されるため、退職日当日にその場で手渡されるものではありません。一般的には、退職手続きが完了してから会社経由(郵送または手渡し)で届くまでに一定の日数がかかります。近年はマイナポータルを通じて本人に直接届く仕組みも整備されつつありますが、対応状況は会社やタイミングによって異なります。受け取り方法や届く見込み時期については、退職時に会社の人事・総務担当へ確認しておくと安心です。
離職票が必要になる場面
離職票が主に必要になるのは、退職後にハローワークで失業給付(基本手当)の受給を申請するときです。ハローワークの窓口で離職票を提出し、求職の申し込みを行うことで、受給資格の確認や以降の手続きが進みます。退職と同時に次の就職先が決まっていて空白期間を作らない場合は、離職票の提出を急ぐ必要はありませんが、退職後すぐに転職活動を始めるかどうか判断が固まっていない人は、念のため会社に発行を依頼しておくと後で困りません。
離職票が届かない場合の対処法
退職からしばらく経っても離職票が届かない場合は、まず退職した会社の人事・総務担当に発行状況を確認しましょう。会社側の手続きが遅れているケースのほか、連絡先の変更がうまく伝わっていないために届いていないこともあります。会社に連絡しても改善しない場合や、会社と連絡が取れない場合は、住所地を管轄するハローワークに相談することができます。ハローワークから会社へ働きかけてもらえる場合があるほか、状況に応じて離職票がなくても手続きを進められる案内を受けられることがあります。
離職票と退職証明書はどちらも同じ書類ですか?
いいえ、別の書類です。退職証明書は会社が独自に発行する私的な証明書で、離職票はハローワークを経由して発行される雇用保険の公的書類です。失業給付の申請には離職票が必要になります。
転職先が決まっている場合も離職票は必要ですか?
空白期間なく次の会社に入社する場合は、離職票をすぐに使う場面は少ないですが、入社時期がずれる可能性がある場合や、念のため保管しておきたい場合は会社に発行を依頼しておくと安心です。
離職票がなかなか届かないときはどこに相談すればよいですか?
まずは退職した会社の担当部署に発行状況を確認してください。それでも解決しない場合は、住所地を管轄するハローワークに相談すると、状況に応じた案内を受けられます。